ごきげんようです。
今月の5冊目の読書録ブログ📕
この本は発行されたのが2019年。
発行されてから割とすぐのタイミングで1度読んだけど
今回改めて再読。
企業とか経営論だけでなく、部活動とサークルとかの全ての集団・チームに当てはまる内容だと思う。
📕📕📕
○印象に残ったとこ
・共通の目的はあるか?
単に2人以上の人間が集まって活動するだけの集団は「グループ」
「グループ」が「チーム」になるためには
共通の目的が必要である。
・目標の立て方
目標には3種類がある。
A意義目標・・・最終的に実現したい抽象的な状態や影響
B成果目標・・・チームとして手に入れる具体的な成果
C行動目標・・・メンバーが具体的に取り組むべき行動の方向性
どの目標にもメリットデメリットがある。
大切なのは目標を達成することよりも
適切な目標を設定すること
・ルールとコミュニケーション
メンバー同士の連携を全てコミュニケーションで担保すると大変。
「ルールづくり」が有効なアプローチとなる。
しかし、ルールの細かさは一定以上を超えると効果が下がる。
・ルール設定4つのポイント
A ルールは増やすのか減らすのか
B 誰が決めるのか
C どこまで責任を負うの
D 何を評価するのか
Eどれくらい確認するのか
・コミュニケーションは「誰が」伝えるのかが大切
同じ内容を伝えたとしても相手のことを分かっている人が伝えるのと分かっていない人が伝えるのでは受け取る側の感情が変わる
・意思決定3分類
独裁
多数決
合議
・独裁者の持つべき「影響力の源泉」
専門性 「すごい」
返報性 「ありがたい」
魅了性 「すてき」
厳格性 「こわい」
一貫性 「ぶれない」
・合議 意思決定3ステップ
1選択基準をあげる
2優先順位を決める
3選択肢を出す
選択肢同士の比較から始めてしまうと時間がかかり、なぜその選択肢に決めたのか再現性に乏しくなる
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本来チームという組織は
それに関わる全ての人の幸せに寄与していないと駄目なんだと思うけれど
難しいのが現実だということは身にしみて分かっているつもり。
今月頭に読んだ「幸せになる勇気」には
「すべての悩みは対人関係の悩みである」
しかし、同時に
「すべての喜びもまた、対人関係の喜びである」
って書いてあった。
これまでも様々なチームに属してきたし
今もチームに属している身。
自分の置かれた環境に嘆くのでなく
自分の置かれている立場からチームにどう貢献できるのかを
改めて考えるヒントになる1冊だったと思う。